業務用エアコン 過去の分解例

過去に分解した業務用エアコンです。

分解して下ろしましたシロッコファン

かなり汚れています。

より汚れてきますと、最初は均一に汚れがつきますが、あるところで遠心力により部分的に、汚れの固まりが熱交換器の方に飛んでいきます。

さらに進みますと、シロッコファン全体の重量バランスが崩れて、回転がスムーズでなくなり微振動が出るようになります。

つまり、なんかブーンとか、ウインウインとか変な音と嫌な振動音が出るようになります。

その状態になりましたらモーターなど部品を傷めないためにも、早い目に、分解オーバーホール、高圧洗浄しましょう。

ホコリだらけのシロッコファン

ホコリだらけのシロッコファン

本体内部熱交換器

かなり汚れています。

放熱板の汚れ

放熱板の汚れ

ホコリの固まりが見えます。

本体中央部分のカバーを開けるとフィルターがあり、ちゃんとセットしてあるのですが、フィルターを、細かいホコリや、空気中のゴミが通過してしまうためです。

元々フィルターの目が粗いので内部が汚れてしまいます。

フィルターの目を細かくしますと、すぐに目詰まりを起こして空気の吸入不足になりますので、細かくできないのです。

しかし定期的にフィルターの洗浄をしますと、内部の汚れはひどくならないようです。

フィルターに付着したゴミ、ホコリ、汚れが時間と共に、エアコン内部に吸引されて、フィルターを通り抜けていくのではないかと私は考えています。実証はできていませんが。

フィルターの掃除は、年間での予定に組み込まれてはいかがでしょうか?

例えば第一、第三、定休日前日にフィルター清掃をする日、とかカレンダーに記入されて実施されるといいのでは?

目詰まりしている放熱板

目詰まりしている放熱板

撮影角度にもよりますが右方向が特に汚れが激しいです。

汚れの固まりが見えます

汚れの固まりが見えます

ホコリが固まり層になりかけています。

この状態の目詰まりでは効きが悪い

この状態の目詰まりでは効きが悪い

右方向はホコリと汚れで膜になり熱交換器に空気が通りません。

この状態になりますと、エアコンは設定温度になるまでは全力で運転しますが、熱交換器に空気が通りませんのでなかなか温度が下がりません。

ですので温度が下がりにくいわりには電力をしっかり使用することになります。

ドレンパン内部の汚れ

ドレンパン内部の汚れ

下ろしたドレンパンです。

どうしてもここの部分に汚れが溜まってしまいます

熱交換器に付いた汚れが、次第にドレンパンに落ちてくる為です。

洗浄後After

洗浄後です。汚れが激しく、臭いもありましたので、通常より洗剤を吹き付けてから、高圧洗浄までの時間をしっかり取りました。

立ち合いの方も満足しておられました。

洗浄後の撮影

洗浄後の撮影

ドレンパンも、シロッコファンもきれいになりました。

きれいになったドレンパン

きれいになったドレンパン

洗浄後の熱交換器ですきれいになりました。

洗浄前の状態と見比べてください。

輝きを取り戻した放熱板

輝きを取り戻した放熱板

輝きが戻りました。

光る放熱板

光る放熱板

洗浄後のドレンパンです。

洗浄後のドレンパン

洗浄後のドレンパン

シロッコファンを取り付けました。

熱交換器も銀色に戻りました。

洗浄したシロッコファンを取り付け

洗浄したシロッコファンを取り付け

これから組み立てていきます。

これで安心して使えます。

発注前のご確認

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