フナイエアコンFE-220S3の場合
分解手順
船井電機FE-220S3
今回このエアコンを分解していきます
最終的には本体ケースと放熱板だけにして洗浄していますが、デモケースです。
通常は、シロッコファンも電装基板も外しません。
フロントカバーオープン
フィルターなどを外していきます。
フロントカバー
結構このエアコンも年式がいっていますので、フロントカバーは外さずに、ケースごと外すのがいいかもしれません
ルーバー分解
センターの支柱よりルーバーをたわめて外し、ルーバー自身をたわめて両側の穴から軸を抜きます。
ねじ隠し固定ツメ
左側写真 メクラブタ(ねじ隠しキャップ)見えます。
キャップを外しねじを外します。
外装ケースが外れました。
ここから養生し高圧洗浄していくのですが、今回はドレンパンも外し、シロッコファンも取り出しての完全分解洗浄したいと思います。
ドレンパン
ドレンパンは外す為に、まずステッピングモーターからメイン電装基盤に接続されている線をたどって基盤のコネクターを抜きます
次に矢印の、ここのねじを外します。
右にも同様のねじがありますので外しドレンホースは右に付いていますので、左側からドレンパンをつかんで持ち上げながら手前に引き出します。
ドレンホースは差し込んであるだけですので、回転させながら抜きます。(ドレンパンに水がある場合はタオルなどで水分を拭きとっておいてください)
外したドレンパン1
二つ見えますが、撮影の向きを変えての上下です。
カビの状態が判りにくいようですので、下にアップの写真を掲載します。
外したドレンパン クロカビ
思ったより黒かびが回り込んでいました。
外したドレンパン 黒かび2
アースライン 基盤を降ろす準備
アースラインを外し、ついでに基盤のVA線(右から赤、白、黒の線)の固定ガイドも外しておきます。
室内温度計
この上の矢印が温度センサーです。
下の矢印は、温度センサーのホルダーで、通常ここに刺さっています。
今回温度センサーを抜いた状態で写真撮影しています。
このセンサー部分の温度が室内気温として表示されます。
外機温度のセンサーは、室外機内部に付いています
電装基盤を降ろす
基盤からVA線(赤、白、黒の線)を外して、線の上の白いプラスチック部品(センターにくぼみあり)にマイナスドライバーを強く押し当てれば、ロックが解除されてラインが抜けます。
一本ずつ外します。基盤よりモーターへのラインがありますので基盤コネクターを外します。
基盤固定のねじが5本ありますので、これを外せば基盤は手前に外れます。
シロッコファンホルダー
この部品でモーターなどを抑えています
下の写真モーターのシャフト下1CMの所にねじ穴があり、左パーツはそこで固定してありました。
結構ここも黒かび来ています。
シロッコファンとモーターを降ろす
上の部品はここに付いていました。
このパーツは外す為、熱交換器左右2本づづのねじを外し、熱交換器左側のツメを外し、続いて右側のツメを外し、熱交換器を少し持ち上げて抜き取ります。
シロッコファン右にねじが見えます。赤い矢印の場所です。
このねじを外してシロッコファンとモーターの連結を外します。
で両方を降ろします。
本体外装ケースと熱交換器だけになりました。
これでエアコン洗浄にかかれます。下ろした他の部品は、別の場所で洗浄していきます。
ケース内部1
これがケース内部です。
吹き出し口側より上の左側に向かっての撮影です。
ケース内部2
これがケース内部です。
吹き出し口側より右上に向かっての撮影です。
ケース洗浄後
これがケース内部洗浄後です。まだ基盤など付いていません
熱交換器ケース内部高圧洗浄後
全ての洗浄が終わりました。
内部もきれいです。
これより分解工程の逆で組み立てていきます。
注釈
通常は電装基盤もおろしての作業はいたしません。